活動報告ブログ

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お出かけ政調会2020㏌上伊那 視察研修報告⑤ 上伊那六町村長との行政懇談会

2020.10.30

調査実施日 :令和2年10月13日(火)
調査場所 :伊那合同庁舎5階 講堂
調査目的 :上伊那6町村長との行政懇談会
調査内容 :町村において①力を入れていること②困っていることをお聞きし、意見交換。

①町・村で力を入れていること

辰野町(山田副町長):少子高齢化進む中、若者をはじめ町民や地域が自ら発案し、取り組む各種事業やチャレンジ企画の実現に対し支援。地方創生事業「ど真ん中プロジェクト」「実践型インターンシップ事業」による関係人口の増加。

箕輪町(白鳥町長):健康寿命の更なる延伸、増加する医療費の抑制に向け健康づくり推進条例及び受動喫煙防止条例の制定。人口減少の中地域コミュニティの活性化に向けセーフコミュニティ国際認証、みのわUIターン応援プロジェクトの推進。

飯島町(下平町長):都市部の企業をターゲットに農業と観光をリンクさせた「飯島流ワーケーション事業」の推進。~仕事×休暇×農業塾×地域交流~①一定期間の滞在で テレワークと農業体験②体験型プログラムによる休暇の満喫③地域文化交流、魅力発見オプションツアーの実施。田園の維持、新しい農業の創造。

南箕輪村(唐木村長):人口(子ども)の増加(中学生70名増)に伴う学校施設の改修及び保育施設増築の検討。防災体制充実のための計画策定、防災研修センター建設、避難所等の設備整備。県に対しては基礎自治体が元気になるよう協力を要望したい。コロナ渦で情報化の遅れと人材育成の必要性を感じている。

中川村(宮下村長):農業生産力の向上と農業販売ルートの開拓、農業観光の窓口となる組織(仮称:農業観光交流センター)の設立を計画中。農業は果樹を中心とした家族経営が多い。南信州観光公社と連携し農業体験プログラムを実施。

宮田村(小田切村長):子育て支援日本一をめざしている。移住・定住の促進、婚活事業の推進。中央アルプス国定公園に伴う登山道、山小屋整備。新型コロナウイルス対策として住民、事業者支援。観光振興。高齢者・障がい者支援。防災対策(インフラ面、ソフト面)

②町・村で困っていることについて

辰野町:道路関係について山林原野が町土の9割を占める狭隘の地形。現在、道路網計画の策定に取り組んでいるが国・県・関係機関の支援が必要である。公共施設の老朽化への対応について、町が保有する公共施設等の4割以上が築30年を経過。特に学校施設については耐震化は完了したが老朽化による補修が必要な箇所が多数あり厳しい財政状況の中対応が追いつかない状況。

箕輪町:コロナ禍における外国人、生活困窮者対する支援について、雇用の確保、外国人への通訳、相談対応機関が不足。生活保護受給者の増加。新型コロナの影響により税収、交付税の減少により令和3年度以降の財政運営が更に厳しくなることが見込まれる。都市部周辺の町村は財政力指数は高いが財政力は低く、過疎対策が無く有利な補助や起債が少ない。

飯島町:跨高速道路橋(道路橋・水路橋)の維持管理費等の費用負担の増加。県管理の国県道の草刈り現在お盆後の年1回であるが回数を増やすか重点箇所を選定し県が定期的に管理できるよう予算計上を求める。空き家の利活用対策のための補助制度創設。ICT教育推進のため支援員の配置を県費にて実施を要望。

南箕輪村:人口増加に伴う施設整備、地域コミュニティ維持のための歳出の増加とコロナ禍による税収減。

中川村:少子高齢化で、地域を維持する力が弱くなってきている。過疎地域指定を継続して欲しい。リニアトンネル工事発生土で半の沢に大規模盛土をおこなうことに関して、地下水位等の観測を、JR東海に命じ下流住民の不安を払拭して欲しい。

宮田村:人口減少、村の子どもたち100人中45人程が村に戻ってくる現状。自然減はもとよりさらに社会減が進行している。高校教育はどうなっているのか。郷育はどうなっているのか。放射性物質を含む産廃施設について知事にも協力してもらい長野県に持ち込み反対のメッセージを発信できないか。

まとめ  :上伊那町村では、地域の自然や特色を活かした様々な取り組みを行っている。しかし、都市部周辺で過疎地域ではない町村は、財政力指数は高いが財政力は低い状況で、老朽化が進む公共施設の維持や地域コミュニティの活性化に取り組むための適切な補助制度や起債が不足している。コロナ禍で来年度の税収、交付税の減少が懸念される中、国県において地域の実情に即した新たな支援策を講じる必要があると感じた。

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